ジェームス・スキナー氏
interview

ジェームス・スキナー氏

アメリカ合衆国生まれ。
現在、世界を旅しながら生活を送っている。

アメリカ国務省、財団法人日本生産性本部の経営コンサルタント、
フランクリン・コヴィージャパンの代表取締役社長、などを歴任。

ベストセラー「7つの習慣」を日本に紹介したことやNHKやCNBCなどにおける評論家活動、自己啓発の名著「成功の9ステップ」(幻冬舎)もよく知られている。現在、経営コンサルタント、社会の評論家、セミナー講師、1回だけでも劇的な変化をもたらしてくれる成功コーチとして確固たる地位を築いている。

また、過去に、元アメリカ合衆国副大統領のアル・ゴア、元ロシア大統領のミハイル・ゴルバチョフ、スティーブン・R・コヴィー、マーク・ヴィクター・ハンセンなどとの対談やピーター・ドラッガー、ケン・ブランチャード、ロバート・キヨサキなどの来日プロデュースやナビゲーター役などをつとめた経験を持つ。経営指導やセミナーの手法は同業者が嫉妬するほど特徴的なものになっており、そのエネルギーの高さも大きな話題を呼び、その哲学や手法を説く「成功の9ステップ」ライブセミナーは日本一の人氣を誇っている。

【座右の銘】「ここNOW」

Q.講演をした感想は?

本当に素晴らしいお客様だった、この一言に尽きると思います。

素晴らしく熱気があって、やはり凄い求めています。
求めているという事は、与えられるという事ですから、本当にこれから人生を変えたい、良くしていきたい、もっと成功したい、もっと幸せになりたいと、そういうことを想い望み、この会場に来た皆さんが、松下幸之助の哲学あるいは私の話の中から得るものが多かったのではないかなと思います。

Q.真剣にチャレンジするきっかけは?

いつも言うのは、きっかけはいい加減なものでいいと思っているんです。
天使が降りてきたとか、落雷があってとか、地震が起きて天変地異が起きて全てがひっくり返るようなものを探してる人が多いように思うんですけど、ほんのふっとした思い付きであるとか、やりたいことでいいんです。

ツール・ド・ヨーロッパの話がありましたが、鉄人レースの仲間と一緒に「次はどうするか?自転車がやりたいね。自転車で凄いのは何か?それはツール・ド・ヨーロッパだ。じゃあ、それをやろう」と。
本当にいい加減な、飲茶を食べながらの軽い話だったはずの話が、私たちの真剣な一つのチャレンジになったわけです。

7つの習慣を日本で広めた時も、川西茂という方と一緒に、香港でタンポポを探しに出かけてたんです。
お世話になった人がタンポポが好きだというので、タンポポを探しに行こう、といういい加減な発想じゃないですか。
実際にタンポポを一緒に探しているとお互いに思うんですね、「この人はアホだな、実際に足を運んで探してタンポポを探しているではないか?」と(笑)。
実際に足を運んで人の笑顔を見ようと思ってタンポポを探しに行ける人だったら、一緒に仕事したら楽しいだろうと思ったわけです。
「じゃあ、一緒に会社をやりたいね」と、最初はいい加減な発想ですね。
「じゃあ何をしよう?全然わからん。じゃあ探そう」って言ってた半年後に7つの習慣に出会った。
最初は凄いいい加減でも、それから我々の8年間を全部つぎ込む事になりました。

いい加減なきっかけでいいんだけど、やっているうちに、いろんな人間が共鳴するかしないかどうか。
そこをみて、もし共鳴するものであれば、それに命をかけても、人生をかけても時間をかけても努力をかけても、必ずそれだけ実りの多いものになると思っています。
きっかけはいい加減でも、その後どれだけの共鳴を得るか?それを見ればいいと思います。

Q.それぞれのきっかけから、真剣になっていく場合とそうでない場合の違いは?

それが共鳴なんです。
私が本を書くとき、いろんな本のアイデアを蓄積しているんですが、まず表紙を作るんです。
そうすると、「これを本屋に置いたらどうか?」というビジュアルを想像出来る。
それをいろんな人に見せるんです。
「これ読みたい」とかいろんな人の共鳴を見るんですね。
誰も読みたくない本を書いてもしょうがないじゃないですか。

それだけではなくて、いろんな出版社にも見せるんです。
すると編集者が「うちから出したいな」というような、その共鳴を探しているんですね。
読者は読みたくない、出版社は出したくないということに真剣になってどうするというところがありますからね。

それだけではなくて、本屋の店長に話すと、店長は「これ売りたい」という。
本屋が売りたくない本を出版しても仕方が無いじゃないですか。
そうではなくて、読者は読みたい、出版社は出版したい、本屋は売りたいと言う、それだったら可能性を感じる。

でもこれだけでは不十分なんです。
その話をずっとしながら、もう一つの共鳴を探しているんです。
それは自分自身なんです。
その本を語れば語るほど書きたくなるのかと、ワクワクしてくるのかと。
それがないと書いても意味がないと思うんです。
ただ辛い仕事を「これお金になるのかなぁ」と思いながら仕事をするだけになります。
でも、読者は読みたい、出版社は出版したい、著者の私が書きたいのであれば、それは書くしかないでしょうということになるんです。

Q.成功の結果の原因は?

成功の結果の原因は、結果に対して決意しない事なんです。
皆さん結果に対して決意するんです。
5kg痩せますとか、1,000万円手に入れますとか。
でもそんなことに決意してもそうならないんです。

そうではなくて、その結果を出すプロセスに対して決意をしなければならないんです。
例えば、「これだけの運動をする、正しい食事をする」ことに決意をしていると、5kg痩せることに決意していなくても、勝手に5kg痩せていくんですね。
自分が本当にお客様を喜ばすこと、その方法、やり方、その努力に決意していれば、お客様が喜んで売り上げが上がったり、年収1,000万円に持っていくという目標がなくても、勝手にそこにいってしまうんですね。
ですから、結果に対して決意するのではなく、原因に対して決意をすることで成功するわけです。

最近ヨガにはまっているのですが、アシュタンガヨガの創設者のパタビジョイス先生の口癖があって、
「practice and all is coming. 練習すればすべてはやってくる」と言うんです。
どうしらたら柔らかくなるのか、強くなるのか、先生のようになるのか聞かれても、
いつも「practice and all is coming. 練習すれば全てがやってくる。結果についてはあまり考えるな」と。

稽古をするのはあなたの責任、体が柔らかくなるかどうかは体の勝手なんです。
稽古をするのはあなたの責任だけど、強くなるかどうかはあなたには決められない、体の責任なんです。
本当にそういうものだと思っていまして、例えば年収を上げるのは会社の責任、いい仕事をするかどうかはこちらの責任で、
こちらの責任である、いい仕事をする、お稽古をする、勉強をする、運動をする、正しい栄養をとる。
そういうことに決意することが成功に結びつくんではないかと思うんです。

Q.これからチャレンジする人に向けてメッセージを

今日のエネルギーを今後も続けてください。
いろんなものに今日と同じエネルギーと同じものをぶつけていけば、きっと素晴らしい人生が待っていると思います。

Q.座右の銘は?

「ここNOW」
私が作った言葉です。
ここ・・・物理学でいうと4次元の概念なんです。
我々は時空の連続帯の中で生活しているという教えですから、x軸y軸z軸があることで場所がわかり、それに加えて時間軸もある。
ですから今も含まれて「ここ」ということなんですね。
「ここNOW」は、「私はここにいます」という話なんです。
頭で過去に戻っていろんなことを悔やんでもことが始まらないです。
それは「ここにいない」ということなんです。
将来の方にばかり自分の思いが行って、いろんなことを思い悩んでもだめなんです。
ここに戻って、ここでやるべきことはなんなのか考えて生きるということなんです。

「ここにいながら恐怖を抱くことができますか?」
そんなことはできないんです。
恐怖を抱くために存在もしない将来にいって幻覚症状を見ない限りは恐怖を抱くことはできないんです。
「ここにいながら憎しみや憎悪を覚えることができますか?」
そんなこと絶対できないんです。
過去に戻って過去に起こった偉大なストーリを作り上げない限りは、憎しみや憎悪を覚えることはできないんです。

それだったらきっちりここに戻って、ここで何がが起きているのか見て、それに正しい反応をしていれば、人生はそれだけ楽なことですから。